神戸が、たった1試合で松田浩監督(48)を解任した。4日、同監督の今季限りでの退団を電撃発表した。11月に1度は来季続投を要請しながら、三木谷会長が視察した同29日の川崎F戦で、0-4と大敗したことでクラブ首脳が急きょ方針を転換。12月1日に来季の契約を破談にすることを伝えていた。

 安達社長は「いったんは(続投を)要請しながら、お断りするのは苦渋の選択。よりステップアップするための判断」としながらも「それ(川崎F戦)がなかったとは言えない」と川崎F戦の大敗が要因になったことを認めた。一方、同監督は「正式に(続投を)伝えられて、こちらも『受けさせてもらいます』と(安達社長と)握手もした。ほごにされたのは納得できない。間違いじゃないのか」と目を充血させながら力説。今後はクラブ側と補償について話し合う方向だ。なお突然の解任劇のため、後任は未定だ。