J2に再降格する東京Vで「強化本部の強化」がクローズアップされてきた。10日、来季の監督就任を要請されている高木琢也コーチ(41)が「強化の体制は確立してほしい。ラモスさんのように、経験がある人に任せた方がスムーズにいくと思う」と希望を語った。ラモス常務はフロントにいるものの、自ら「お飾りにすぎなかった」と不満を持つ状態。高木コーチは11日にラモス常務と話し合い、明日以降に萩原会長へ希望を伝えることになりそうだ。

 サポーターも同様の要望をクラブへ伝えている。この日も約50人のサポーターが東京・稲城市のクラブハウスを訪れ「緑の血流れるラモス氏に強化を託し建て直せ」という横断幕を掲げた。サポーターはシーズンチケットを買い控える抗議行動にも出ており、慌てたクラブ側と話し合う一幕もあった。J1復活へ向け、フロント改革が最初の焦点になってきた。