日本勢初のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)連覇に向け、G大阪の対戦相手が決まった。1次リーグの組み合わせ抽選が7日、ドバイ(UAE)で行われ、G大阪はFCソウル(韓国)、山東魯能(中国)、スリウィジャヤ(インドネシア)とF組に入った。昨季は大会史上初のアウェー全勝で優勝。今季も攻撃スタイルを貫き、2連覇でクラブW杯出場権を獲得する。

 日本勢初の連覇に向け、G大阪の1次リーグ対戦相手が決まった。昨季中国リーグ王者の山東、韓国Kリーグ2位のFCソウル、インドネシアリーグ王者のスリウィジャヤ。強豪ぞろいだが、臆(おく)することはない。3月11日の開幕山東戦(万博)から、再びアジア王座に就くまでの第1歩を踏み出す。

 抽選結果を受け、DF山口は「韓国も中国もレベルが高い。どの試合も気が抜けない。(F組の)どのチームとも対戦したことはないけど、全員が挑戦者としてタイトルをとりにいきたい」と連覇へ意気込んだ。昨季は1次リーグで約8000キロ離れたオーストラリアのメルボルンと同組になるなど長距離移動を強いられたが、今季は東アジア、東南アジアの国ばかりで負担は小さくなる。

 日本代表DF高木、神戸FWレアンドロ、韓国代表FWチョ・ジェジンなどを獲得し、J史上最強戦力で臨む。金森社長は「かなり選手層は厚くなる。選手の意識は昨年の経験(ACL優勝とクラブW杯3位で)から、グローバルになっている。必ずやってくれると思う」と2連覇への自信を強調。どこが相手でも、世界に目を向けるG大阪にとってアジアは通過点でしかない。【北村泰彦】