G大阪の日本代表DF高木和道(28)が28日のゼロックス杯鹿島戦(国立)で先発することが濃厚となった。26日、非公開の紅白戦をチェックした西野監督が「多少システムが変わっても、コンセプトは変わらない」と従来の4バックから3バックへの変更を示唆。代表合宿による合流遅れで控えに甘んじていた高木が、今季最初の公式戦で試される。

 清水から移籍した新天地で、レギュラー奪取のチャンスだ。高木は「やれと言われたところでやるだけ。システムどうこうより、自分の動きをしっかりしたい」と気合を入れた。合流から2週間足らず。まだ慣れないことが多いが、「疑問に思ってることはどんどん聞くようにしてる。もっと聞けば、さらによくなる」。練習の合間に“質問魔”になって、G大阪の戦術理解に努めている。

 4バックの場合は2枠しかないセンターバック(CB)で、山口、中沢を追う立場だったが、3バックならその2人と共存できる。機能すれば、チームにも好材料だ。「より多くのタイトルを取るため、チームの力になりたい」。今季狙える全6冠のうち、まず1冠獲得へ。堅守で最高のスタートを切るつもりだ。