川崎Fが磐田FWイを「おしくらまんじゅう」で封じ込める。16日の磐田戦(等々力)に向けた14日の練習で、横に並んだ2人の選手が、「おしくらまんじゅう」のように体を密着させて、背後から投げられたボールに対して競り合う練習を約10分間行った。里内フィジカルコーチは「ピッチに降りて思いついた。球際の強さとボディーコンタクトが大事。反応を立て直す速度を速めるのが狙い」と説明した。

 その後の練習でも、関塚監督らから「粘っこく!」という声が再三飛び、DFが相手FWに絡みつくようにとの指示が出た。同監督は好調なイを「トップスピードからグッと止まったとき、またそこから出るスピードが、ずばぬけている。体がぶれない」と高評価。スピードとパワーのあるイと競り合っても、しっかりと粘ることが守備のポイントとみているようだ。

 1日に左手を骨折しながら、強行先発が濃厚なDF伊藤は「相手との密着に恐怖感があったらダメ。いい確認ができた」と手応えを口にした。

 <歌詞>

 おしくらまんじゅう

 押されて泣くな…。等々力でイを泣かすことができるか。【村上幸将】