コンサドーレ札幌が、異例の短時間練習で疲労回復に努めた。14日、札幌ドームのサブグラウンドでの練習は、ウオーミングアップのあと30分の紅白戦を行ったところで終了となった。通常の半分の1時間余りで終えた意図について、石崎信弘監督(51)は「中何日かでずっとやっていたから。ゴールデンウイークの疲れがあるみたいなので軽めにした」と説明した。

 4月26日横浜FC戦から5月10日徳島戦まで、15日間で5試合のハードな日程をこなした。期間中、右足に張りが出たMF藤田征也(21)は「体は少しきつい」と漏らすように、選手には疲労が蓄積していた。徳島戦では2点リードしながら後半に追い付かれた。連戦に加え、札幌からの移動が続いた疲れもその一因といえる。指揮官の配慮に、藤田は「これで英気を養えれば」と歓迎した。プチ休養でリフレッシュし、16日のホーム岐阜戦へ、万全の状態で臨む。