J1清水DF青山直晃(22)が本来の力を見せつける。次節東京戦(27日、国立)に向けて25日、非公開で調整。前回、対戦した13日のナビスコ杯予選(1●3)でPKを献上した上にサッカー人生初の退場処分を受けた、青山は「特別な意識はしないで、冷静にやりたい。まずは自分の持ち味を出すことが大事」と、あえて「リベンジ」を封印した。

 相手攻撃陣に対し、力と力の勝負を挑む。東京は、カボレ、平山を起点に、2列目から石川、梶山が攻撃に絡む。「高さ、スピードなど、それぞれが特徴を持っている」と分析。特に平山との空中戦は「(高さは)自分の特徴でもある。絶対に負けないようにしたい」と、言葉に力を込めた。長谷川監督も「対人の強さは青山にしかない能力。スピードにも、ついていける選手」と期待を寄せる。次節は、疲労性の腰痛でDF岩下の欠場が濃厚となり、青山にかかる期待と役割は大きくなる。【為田聡史】