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川崎F11人でドロー…負けに等しい/J1

<J1:川崎F1-1鹿島>◇第16節◇5日◇等々力

 負けに等しい痛恨の引き分けに、川崎Fの選手はうなだれた。DF寺田周平(34)は両ひざに手をつき、うちひしがれてうつむいた。前半33分に鹿島DF内田の退場で得たPKを、FWジュニーニョが決めて先制。早い段階で圧倒的優位に立った。誰もが勝利を疑わなかった。

 そこに落とし穴が待っていた。後半19分、寺田が中央から出したパスを、FWマルキーニョスにカットされ、それをFW興梠に決められた。左太もも裏の肉離れから、6月24日のアジア・チャンピオンズリーグG大阪戦で復帰後は、本来のセンターバックからボランチに移ったが、その4戦目で一瞬のスキを狙われた。

 失点後は縦に速い攻めを続けたが、王者鹿島の落ち着いたブロックに阻まれた。選手は勝ち点8差よりも大きな経験の差を思い知らされた。MF山岸は「前半で相手が少なくなった経験が今までなかった。うちは1人多かったんだし、もっと回しても良かった。経験の差が出た」。MF中村は「優勝するためには、ここを勝たないとダメ」と話した。寺田はショックからか無言でバスに乗り込んだ。

 05年のJ1復帰後、等々力での公式戦6戦目で初めて鹿島に勝てず、連勝も6で止まった。選手は今季最多2万2185人の観衆の前で敗戦以上のショックを受けていた。【村上幸将】

 [2009年7月6日7時13分 紙面から]


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