名古屋が元日本代表の浦和MF三都主アレサンドロ(32)獲得に乗り出すことが25日、分かった。6月に獲得したオーストラリア代表FWケネディと、加入が内定したモンテネグロ代表MFブルザノビッチに続く大型補強の第3弾として、リストアップした。

 三都主はスピードと高い技術を兼ね備えた左サイドの職人。名古屋は中盤の左サイドのアタッカーが不在で、左サイドバックもDF阿部に続く人材に不安を抱えている。リーグ後半戦での巻き返しと、ACL制覇に向け、W杯2度出場の経験もある三都主に目を付けた。一方、三都主もフィンケ監督のもと若返りとチーム改革を推し進める浦和では、今季リーグ先発2試合で出場6試合と出番に恵まれていない。この日の名古屋戦も出番がなかった。

 昨年6月に左足直筋腱(けん)を断裂し手術を受けたが、名古屋関係者は水面下で情報収集し日本代表不動のレギュラーとして躍動した全盛期に近いコンディションにあることを確認済み。獲得に向けて近日中に動きだす。