G大阪の西野朗監督(54)が、MF遠藤保仁(29)にW杯4強入りのススメを説いた。19日のアウェー東京戦に向けたこの日のミーティングで“先を読んだプレー”を力説。「フィジカルやパワーだとか(海外の強豪と)対等に戦えない部分は、シンキングスピード(判断力)と連動性で補うしかない。(W杯)4強を目指すなら、そこを埋めないとダメだ」と強調した。

 日本の「心臓」と呼ばれる遠藤は、判断力の速さが持ち味だ。それでも同監督は「自分のイメージと共有して、周りとのコンビを深めればより高まる」と説明。今月初旬のオランダ戦、ガーナ戦をテレビ観戦し、個々の能力では埋めきれない強豪との「差」を、思考能力の上積みで埋めることを求めた。遠藤は「何もしないで時を過ごすより、努力は必要」と前向きにとらえた。