今季初ゴールに続き、ホーム初ゴールも「SEIYA」が挙げる。コンサドーレ札幌は28日、札幌ドームで岡山と対戦する。開幕から3試合、攻撃陣で唯一フル出場を続けるMF藤田征也(22)は、右サイドハーフで先発出場することが確実。昨季の岡山戦は2勝1分けと負けなしだった上に、自身も1得点を挙げている。「いいイメージを持って試合に臨んでいきたい」と白星奪取のプランを思い描いた。

 7日の開幕鳥栖戦で今季チーム初得点を挙げた。昨オフは体幹を意識したトレーニングを続け「切れが出てきたと思う」と手応えを感じている。昨年は初得点まで36試合かかった。「シュートも少なかったから。今年はシュートやクロスで終わることを心掛けている」。心身両面の充実が、序盤からの好結果につながっている。

 出だしは良かったが、13日のホーム開幕福岡戦は0-3と完敗。「悔しかった」と雪辱を誓う。石崎監督からは「(バルセロナの)メッシがハットトリックできるんだから。あの位置が点を取ってくれないと」と2列目のさらなる活躍を託された。「調子は自分でもいいと思うから。サイドだけど、外に開くだけでなく、もっと中に切れ込む動きを出していければ」。ゴールへの意識を強く持ち、ホーム初の勝ち点3取りへと導いていく。【砂田秀人】