<J1:広島2-1浦和>◇第29節◇7日◇広島ビ

 浦和が微妙な判定に泣いた。同点の後半18分。ゴール至近距離で突破を仕掛けたMFサヌ(26)が相手に倒されたが、今村義主審のジャッジはCK。猛抗議も判定は変わらず、怒りのあまりにベンチを蹴ったナイチェル・コーチが退席処分に。試合終了間際の失点で3連敗を喫した。浦和側は判定について、Jリーグへの意見書提出を検討しているが、MF柏木陽介(22)は「審判どうこうではなく、自分たちで勝たなければ」と先制しながら主導権を手放すような戦いぶりを悔やんだ。攻撃陣に多くの故障者を抱えるうえに、DF山田暢も前日練習で左足首を負傷して出場を回避。残り5試合でACL出場圏内3位のG大阪との勝ち点差は「9」と目標は遠ざかった。