<J1:浦和2-0京都>◇第30節◇14日◇埼玉

 J2に降格する京都が、来季再建へ大幅なリストラを行うことが14日、分かった。アウェー浦和戦で0-2と完敗し、自クラブの記録を更新する4度目のJ2降格が決定した。今井浩志社長(52)が「予算は3億円削減すると思う。大体、20億円くらいになる」と明言。FW柳沢敦(33)は戦力外。25歳以上の選手は大幅なダウン提示を行う方針で特に慰留はしない。稲盛和夫名誉会長(78)はJAL再建に徹底したリストラを行っている。京都も同様だ。「強いクラブは経営がしっかりしている。経営再建はクラブ再建につながる」と今井社長。

 来季終了まで契約が残る秋田豊監督(40)の去就も同社長は「現時点では何も決まっていない。何がチームにとっていいのか考えたい」と白紙を明言。前日本代表監督の岡田武史氏(54)を含め後任候補の調査中だ。就任後、1勝3分け12敗の秋田監督を今季終了時に解任する可能性もある。08年シーズン途中に4億円をかけて獲得した元日本代表DF水本裕貴(25)や生え抜きDF渡辺大剛(25)ら、主力の大量流出の可能性もある。