【グアム(1月31日)=湯浅知彦】モンテで最も「GUAM」が似合う選手といえば、もちろんMF下村東美(30)だ。山形がキャンプインした1月27日から、小麦色の素肌を露出していた。「でも、今年は(FW)オサマが入ってきたんで負けてるかも。沖縄(出身)なんでね」と警戒している。だが下村の長い髪、ピアス、締まった体つきこそ南国によく似合う。

 G=がむしゃらに

 U=運動量豊富に

 A=相手を執拗(しつよう)に追い回し

 M=見た目もイケメン

 と、「GUAMな男」だ。走り込み中心だった前半のキャンプでは、常に先頭集団をキープ。暑さにも屈しない。「きついのはきついけど、(移籍1年目だった)去年に比べれば大丈夫。伸二さん(=小林監督)とグアムに来るのは、セレッソ(大阪)の時も合わせて3回目だし」。指揮官の特徴も心得ている。

 ただし弱点もある。「南国=ビーチ」の印象が強いが、下村は水中が苦手。幼少期に海で溺れ、今でも顔をつけて泳ぐことができない。北海道出身でマリンスポーツにも縁がなかった。「こっちで半日オフの日にみんなで海に行くのは、ちょっと怖いですね」。下村の厄日は、6日にやってきそうだ。