Fリーグ(日本フットサルリーグ)が、13-14年シーズンから試合数を増やす方向で調整していることが16日、分かった。現在は10チームによる3回戦総当たりのリーグ戦で、1、2回戦はホームアンドアウェー方式、3回戦はセントラル集中方式の全27節で行われている。来季から4回戦総当たりの全36節に増やし、セントラル開催を追加する方針だという。

 毎年Fリーグは6月に開幕する。現在佳境を迎えている12-13年シーズンでは、昨年10月中旬から約1カ月、フットサルW杯(タイ)による中断期間があった。来季はその期間に日程を追加していく。フットサルの発展を目指し、リーグ側は選手により多くの試合機会を与えたい。

 J2横浜FCのFWカズ(45)がフットサルW杯に出場し、リーグの観客数は少しずつ増えているが、依然として財政難に苦しむクラブが多い。人口の多い都市でのセントラル開催が増えれば、観客増だけでなく、スポンサー企業獲得やテレビ中継なども見込める。カズも「うまい外国人選手がもっと日本に来れば、いい効果が出る」と話している。

 今季から新たに上位3チームによるプレーオフが導入され、2月1日から開催予定。プレーオフ終了後の2月中旬にも、リーグと日本協会が本格的な調整に入る見通しだ。