浦和がユース所属のFW矢島慎也(17)とMF野崎雅也(18)を、来季トップチームに昇格させることが14日までに分かった。既に3年契約を結んでおり、U-22(22歳以下)日本代表のMF山田直輝、FW原口元気の次世代が誕生する。既にトップチームの練習に参加しており、15日にもクラブから発表される。

 2人はシーズン前のキャンプからトップチームに同行し、練習試合にも出場。柱谷GMは「これからまだ成長をして、活躍できる素質がある。元気や直輝に続く選手になってくれると思う」と太鼓判を押した。

 抜群の得点感覚を持つFW矢島と、中盤での展開力を持つMF野崎。2人は年代別代表の経験こそないが、浦和ジュニアユースからユースに進み、チームの柱となって経験を積んできた。柱谷GMは「レッズのアカデミーで時間をかけて指導してきている。チームの育成のやり方でしっかりやれている」と話した。

 現在は高校の夏休み期間のため、2人は平日昼の練習にも参加。クラブは今後も高校側と調整し、なるべく多くの時間をトップチームと帯同させる意向だ。

 ◆矢島慎也(やじま・しんや)1994年(平6)1月18日、埼玉県生まれ。浦和レッズジュニアユースからユースへ昇格。ポジションはFW、MF。中盤とウイング、センターFWもこなせる。171センチ、67キロ。

 ◆野崎雅也(のざき・まさや)1993年(平5)8月3日、埼玉県生まれ。浦和レッズジュニアユースからユースへ昇格。ポジションはMF。中盤でボールを引き出し、展開する。176センチ、65キロ。