“改心”したC大阪のMF柿谷曜一朗(22)が“会心”ゴールを決めた。宮崎合宿中の14日、今季初の対外試合となる甲府戦に先発。後半開始1分に中央でボールを奪うと、左へ展開しゴール前へ一直線。DF丸橋のクロスを頭で押し込んだ。高校1年でプロ契約を交わし、香川(現ドルトムント)と同じ06年に入団。天才と呼ばれた男は、遅刻を繰り返すなど私生活の乱れもあって09年途中からJ2徳島に武者修行に出された。3年ぶりに復帰し、いきなり結果を出した。試合は6-3で勝利した。

 柿谷は「ちゃんとサッカーをやるようになってから感覚が変わった。プレーの成長はしてないかもしれないですが、ちょっとは大人になったかなと思う」と笑顔。開幕スタメンへ、才能ある若手に自覚が芽生えた。