MF小林大悟(29)が連敗阻止へタクトを振るう。清水は24日、明日26日の横浜戦に向けて完全非公開で約90分の調整を行った。練習後、取材に応じたアフシン・ゴトビ監督(48)は小林について「移籍後、一番状態が良い。キレがあって動きに自信がある」と評価。トップ下での今季リーグ戦初先発がほぼ確実になった小林は「ホームで負けは許されない」と静かに闘志を燃やした。

 横浜MF中村俊輔(33)とは“因縁”がある。東京V在籍時の02年7月21日、海外移籍が決まった中村のJラストマッチで対戦。前半39分に、ドリブル突破を仕掛けた中村をペナルティーエリア内で倒し、決勝PKを献上した。それから10年後の再戦。小林は「あの時の借りを返さないとね」と口にした。

 前節、チームは浦和に完封負けを喫し、順位は3位に後退。さらに同試合で退場したFWアレックス・ブロスケ(28)が出場停止に。DF吉田豊(22)MF村松大輔(22)も五輪代表のフランス遠征で欠場する。小林は「前回の負けからずるずる行かないように、ここで踏ん張らないといけない」。背番号10が中村に雪辱を果たすとともに、チームの窮地を救う。【前田和哉】