<J1:鳥栖0-1清水>◇第22節◇18日◇ベアスタ

 清水は後半20分、ロンドン五輪日本代表から合流直後のMF村松大輔(22)が決めたプロ1号ゴールが決勝点となりリーグ3連勝で8位に浮上した。

 敵地で公式戦4連勝を狙う清水。ゴトビ監督は、新加入のFW金賢聖(22)とロンドン五輪から合流したMF村松を先発オーダーに並べた。前半7分。狙い通り、その金がDFヨンアピンのクロスを頭で合わせて鳥栖ゴールをいきなり脅かした。村松も、持ち前の体を張った守備を要所で披露。主導権を握ったかに見えた。

 しかし、金は練習合流からまだ2日。村松も不在時に変更されたダブルボランチのシステムに完璧には対応仕切れない。微妙なズレから、細かいパスを回す本来のテンポのいいサッカーがなかなか展開できなかった。徐々に押し込まれる時間帯は増え、同11分にはファウルになったもののロングスローから1度はゴールネットを揺らされた。直後の同14分にも、再びロングスローから決定的な場面を作られた。

 苦しい状況が続いたが、今の清水には勢いがある。2試合連続得点中のFW大前を中心に「個」で反撃の糸口を見いだすと、後半20分。大前のCKを村松が頭で豪快に合わせ、ネットを揺らした。帰国後「海外を視野に入れてもっと上を目指していきたい」と大舞台で抱いた夢への1歩となるプロ初得点で、先制点をもたらした。

 待望のゴールに、DF陣も奮起。5試合ぶりの完封で試合を締めくくった。公式戦4連勝に加えて、今季3度目のリーグ3連勝。大きな勝ち点3だけでなく、再びつかんだ「自信」を手に、ホームに戻る。【前田和哉】