C大阪で8カ月ぶりに指揮を執ることになったレビークルピ監督(59)が、J1残留の救世主になる!

 29日、ブラジルから来日。就任会見を行い「この時期にオファーが来るとは全く予想していなかったが、間違いなく順位を上げていけるチーム。残留するのは簡単なことではないが、自信と手応えはある」と話した。

 この日は時差ぼけもある中、初日から約2時間半の長時間練習を敢行。ミーティングでは「勝ち点を取るためにはみんなで1つになることが重要」と話し、ともに残留を争う9月1日の新潟戦に向けてさっそくゲキを飛ばした。

 今季6得点を挙げ、攻撃の中心を担うMF柿谷も、新監督との共闘を誓った。「僕の目標は残留を決めること。昔の時と練習はあまり変わらないし、僕が硬くなっても仕方ない。昔いた時よりも僕がレビーを尊重して話せるかなと思う。レビーになってホンマに感謝したいと言えるようにしっかり話し合ってぶつかっていければ」と、監督との対話を重視し、残り11試合で勝ち点を積み上げていく。

 徳島にレンタル移籍した09年には、度重なる寝坊で監督の信頼を失ったこともあったが、もう過去の話。クルピ監督も柿谷について「前と比べて大人になったと感じる」と成長を認めており「香川、乾、清武らに続いて海外に行ってほしい」と期待を寄せた。【福岡吉央】