J2札幌は22日、札幌・宮の沢で練習を行った。3月31日のG大阪戦で左足首を捻挫したDF松本怜大(22)が、約3週間ぶりに全体練習に合流。リザーブと遠征に同行しなかった選手が中心のミニゲームで、28日の熊本戦(札幌厚別公園競技場)での戦列復帰をアピールした。

 ダッシュ、パス、ミニゲーム。練習の強度が上がっても、負傷した部分の痛みは全くなかった。松本は「全体練習は楽しい。状態は100%。あとは試合に出られるようにアピールするだけ」と、久々に明るい表情を見せた。

 財前恵一監督(44)は、「(復帰には)もう少しかかるかも」と慎重だが、本人は「熊本戦にも出たい」と万全を強調する。先週の遠征中に行われた2試合はテレビで観戦。先発復帰の際のイメージもふくらませた。「自分なら『違う動きができたかも』、という場面もあった」(松本)。3週間分の悔しさを、復帰戦でぶつける。