J2G大阪のMF遠藤保仁(33)が、自身の“ホーム最終戦”でJ1昇格を決める。次節熊本戦に向け、30日は万博練習場で調整。遠藤とDF今野は、11月中旬にある日本代表の欧州遠征(ベルギー)に招集されることが確実で、同17日のホーム山形戦は欠場が決定的。既に天皇杯は敗退し、2人にとって本拠地万博での試合は熊本戦が年内最後。普段は冷静な遠藤でさえ、いつも以上にやる気だ。

 「自分たちが勝ち点3を取らないと、何も起こらない。いい結果を出した上で、京都の結果を待ちたい」

 13時開始の熊本戦に勝ち、3位京都の引き分け以下でJ1復帰が決まる。神戸-京都戦はナイターのため試合終了後、朗報が届いても約6時間も待つことになる。それでも遠藤は「もう一踏ん張り。チーム全員の力を結集する」。今野は「早く決めるにこしたことはない」と次節での昇格決定を願った。【益子浩一】