川崎フロンターレMF脇坂泰斗主将(28)が浦和レッズ戦で今季3点目となる先制点を決め、6試合ぶりの勝利に導いた。
「ずっと勝ちがほしかった。絶対ホームで勝とうと思っていたのでよかった」と満足そうだった。
0-0の前半18分、右サイドでのスローインの流れからFW家長昭博(37)がクロスをあげると、MF遠野大弥(25)がヘディングシュート。相手DFに当たりこぼれたところに走り込み、右足ボレーで突き刺した。
「スローインで前向きにサポートするというのは決まっていた」。狙っていた通りの形で、チームを勢いづける一撃を決めた。
「主将ゴール=勝利」の流れができつつある。開幕の湘南ベルマーレ戦では、同点弾を決め2-1。第7節FC東京戦では先制点を決め、3-0。そしてこの日も、先制点からの3-1。
今季、チームが勝利したのは3試合。そのすべてで14番が得点をあげている。
順位は変わらず16位のまま。主将がゴールを重ね、チームを上昇気流に乗せていく。【飯岡大暉】