日本代表の活動で約2週間中断したJリーグは今日23日再開する。残り3試合で、首位横浜から4位鹿島までが勝ち点3差にひしめく混戦だ。

 鹿島FW大迫勇也(23)が欧州遠征で得た自信を胸に、今日23日の鳥栖戦に臨む。16日オランダ戦では、反撃の口火を切る1得点と1アシストで日本代表を活性化させた。舞台をリーグ戦に移しても、変わらない存在感でチームに勝利を呼び込む。

 この日は時折笑顔を見せながら練習をこなし、ミニゲームでは2得点を挙げた。練習後、鳥栖戦を見据え「勝つしかない」と静かに闘志を燃やした。首位横浜とは勝ち点3差の4位。「上位のチームの方が重圧はある。それよりもチームがまとまって勝つことが一番」と、残り3試合3連勝での逆転優勝を視界に捉えている。

 MF小笠原が今日の鳥栖戦に出場すれば通算400試合達成となる。勝利の祝砲を、と聞かれ「それが一番かな」とわずかに頬を緩めた。主将の節目に花を添える一発で、逆転優勝へののろしを上げたい。【桑原亮】