G大阪の日本代表GK東口順昭(28)が、優勝を懸けた大一番を前に“舌戦”を繰り広げた。19日は代表合宿を終えて所属のG大阪に合流し、22日の首位攻防浦和戦(埼玉)に向け調整をスタートさせた。代表合宿中には同学年の浦和GK西川と前哨戦を繰り広げたそうで、その舞台裏を明かした。

 西川

 優勝させてよ。

 東口

 いや、俺の目の前では絶対に優勝させん。

 西川

 いやいや、直接対決で勝って優勝するよ。

 東口

 いやいやいや、俺は絶対に負けへんから!

 残り3戦でG大阪は、首位浦和と勝ち点5差の2位。敗戦なら浦和の優勝が決まる。勝てば2差となり、ナビスコ杯に続く今季2冠目がグッと現実的になる。

 東口はアギーレジャパンに初招集されるも14日ホンジュラス戦、18日オーストラリア戦と出番なし。代表GKを競うライバルとしても西川を猛烈に意識しており「周作には負けられへん」と闘志満々だ。

 代表ではG大阪ジュニアユース時代の同期でもあるACミランFW本田から「イタリアのGKは体重100キロが普通。パワーを付けなアカン」と言われたという。代表で得た刺激を力に変え、逆転Vへ突き進む。【益子浩一】