C大阪が、J2降格余波で寂しいバレンタインデーを迎えた。宮崎合宿初の週末となった14日、午後の練習に集まったサポーターは約100人。フォルランや柿谷に注目が集まって大勢のギャルが訪れ「セレ女」という社会現象まで起きた1年前の週末は1日で約4000人が集まったが、実に40分の1に減少した。この日は子供やオジサンばかりで、チョコレートをもらう選手もまばらだった。

 あまりにも寂しい現実…。これ以上のファン離れを避けるためにも、1年でのJ1復帰は絶対条件になる。構想外から一転、レギュラー定着に燃えるフォルランが、居残りでダッシュを繰り返すなど、3月8日の開幕東京V戦(味スタ)に向け、仕上がりは順調。アジア杯で準優勝し、この日から合流した韓国代表GKキム・ジンヒョンは「実家でお母さんのプルコギを食べてきたから元気になった。今、考えるのはチームのことだけ」。1年でJ1復帰を果たし、汚名返上だ。