フランス・フットボール誌が選定する18年「バロンドール(最優秀選手賞)」が3日発表され、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(33=レアル・マドリード)が初受賞した。

本命の1人と目されていたポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(33=ユベントス)は2位。ロナウドと並んで最多5度の受賞を誇るアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(31=バルセロナ)は5位に終わった。

この結果に激怒したのが、ロナウドの姉エルマさん。自身のインスタグラムに「不幸にも我々が生きるこの世界はマフィアと金の力で腐敗している。神の力は偉大で、時間はかかるがこれらの腐敗を正すだろう」と記した。

バロンドールの結果が金とマフィアの力によって左右されるとは思わないが、もう1人の姉で歌手のカティアさんも自身のインスタグラムにロナウドが過去にバロンドールを受賞した時の写真をアップ。「サッカーを分かっている人にとっての世界最優秀選手」というキャプションをつけた。

この姉2人のコメントには賛否両論集まっている。姉たちを支持する人はSNSに「あなたに同意する。本当にあり得ないことが起きてしまった」と書き込み、一方で「クリスティアノは好きだが、エルマのコメントは完全に間違っている」と批判の声も多い。

まあどちらが正しいかというのはさておき、損得抜きで弟の肩を持つ優しい家族がいるロナウドは幸せものだということでいいのではないだろうか。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)