南米王者LDUキト(エクアドル)が16日、東京・国立競技場で前日会見と公式練習を行った。来日から丸3日が経過したが、時差や日本での食生活に苦労していることが浮き彫りになり、17日の準決勝、北中米カリブ海王者パチューカ(メキシコ)戦へ、不安をのぞかせた。

 チームの調整具合を問われたバウサ監督の表情が、険しくなっていった。「調子はよくなっている。時差も慣れてきた。いや、ちょっと眠いかな。食事の問題もある。できる限り合わせるようにしてきたが…」。

 イレブンを苦しめているのは14時間もある時差だ。FWデルガドは「エクアドルと昼夜が逆転している」。日本の食事が合わず、ポテトやパスタなどでしのいでいる選手もいるという。MFウルティア主将は「用意が万全じゃないなんて、間違っても口に出して言えない」と話していた。