国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は28日、汚職事件の捜査が進行する中、スイスのチューリヒで行われたFIFA総会の開会式で登壇し「FIFAにとって、かつてない難しい時だ」と、終始険しい表情であいさつした。

 組織のトップとして管理責任を問う声もあるが「全ての人を監視することはできない」と弁明。5選を目指す会長選を目前に控え、自身の進退については一切触れず「失った信頼を取り戻さねばならない」と、再建への意欲を示した。