国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は28日、スイスのチューリヒで行われた国際サッカー連盟(FIFA)総会の開会式で、27日に発覚した汚職事件について「ここからがFIFAにとって、極めて重要な日々になる」とあいさつした。

 バッハ会長はIOCも醜聞から立ち直り、厳しい態度で腐敗に立ち向かっていることを引き合いに出し「あらゆる手段を講じ、新しい組織構造をつくることをお勧めする。そうすればサッカーの守護者としてかつての輝きを取り戻せると思う」と辛口のエールを送った。