国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が辞任を発表したことについて、英国のウィッティングデール文化・スポーツ相は2日、「発表は遅すぎたが、歓迎している」と表明した。英PA通信が伝えた。

 また「これはFIFAに必要な改革の始まりにすぎない」と述べ、今後の組織刷新と信頼回復に期待感を示した。

 一方、ロンドンのジョンソン市長は、2018年ワールドカップ(W杯)のロシア開催を決めたFIFA理事会の投票での不正が認定された場合、「イングランドの招致立候補は真剣に検討されるべきだ」と述べ、再投票を行うよう主張した。

 英国は汚職事件を受け、キャメロン首相がブラッター会長に辞任を要求。ウィッティングデール氏もW杯ボイコットの可能性をちらつかせ、辞任圧力を強めていた。