サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝開催日の6日、ベルリン中心部の欧州サッカー連盟(UEFA)の宿泊ホテルでは、国際サッカー連盟(FIFA)元副会長で、ブラッター会長の後任を選ぶ会長選挙への出馬を検討している韓国の鄭夢準氏の精力的な動きが目立った。

 午前中に宿舎に到着し、UEFAのプラティニ会長と会談し「いい話し合いだった」と笑顔で語った。韓国協会関係者によると、この日だけでクウェート王族のアハマドFIFA理事ら、10人近くと会談予定という。

 一方、欧州各協会関係者の口は堅かった。先のFIFA会長選に一度は立候補したオランダのファンプラーグ会長は「私が何かを話すといろいろな臆測を呼んでしまう。だから話さないことにしている」と慎重な口ぶりだった。