日本代表MF香川真司(26)が所属するドルトムントは、アウェーで同FW武藤嘉紀(23)のマインツを下し、公式戦5試合ぶりの白星を挙げた。香川と武藤は先発し、互いに決定機で得点を決められず、ともに後半38分に交代した。

 トップ下で先発したドルトムント香川は、後半17分にDFギンターのパスに抜け出して相手GKとの1対1となったが、右足で浮かせたシュートはゴール左に外れた。同35分に足をつったようなしぐさを見せ、ベンチに退いた。決定機を逃し「チップ気味にしようかと思いながらも、迷いがあった」と悔やんだ。初対戦となった武藤については「すごく良かった。うちのセンター(バック)も強いのに、しっかり戦っていたので脅威だった。必ず得点を量産できる」と絶賛した。(中野吉之伴通信員)