マインツの日本代表FW武藤嘉紀(23)がブレーメン戦で先発し7戦ぶりにゴールを決めた。0-3で迎えた後半45分、右クロスにゴール前へ飛び込み右足で押し込んだ。勝利にこそつながらなかったものの、チームにとってホーム戦では297分ぶりとなる大事なゴール。武藤は2得点決めたハノーバー戦(8月29日)以来となるブンデスでの3得点目となった。

 3点差をつけられても武藤はチャンスに顔を出し続けた。後半7分には、ゴール正面で目の前にこぼれてきたボールに対して左足で振り抜いてシュート。同11分には右クロスにニアへ飛び込んだ。ゴールから遠ざかっていたが「やれる自信はあるから、続けてやっていきたい」と焦らず貪欲に狙い続けた結果が出た。主力として信頼を勝ち取りフル出場。2連敗を喫したチームにとって唯一の光となった。