日本代表MF香川真司(26=ドルトムント)が24日、神戸ユニバー記念競技場でクリスマスイベントを開催した。今回はスポンサーを一切付けず、神戸生まれの香川と所属事務所の職員らで企画。台本も手作りで、会場使用料や設備代、警備費、弁当代などを合わせると、約500万円を香川1人が自腹で負担したという。幼稚園から小学生までの子供と、保護者を合わせ2000人が来場。同じドルトムントのMF丸岡満(19)も参加し、5時間もボールを追いかけた。

 香川と丸岡の2人がチームを組み、小学生31人と対戦。前後半を終え3-4で敗れると、負けず嫌いに火が付いて子供たちにお願いして異例の延長戦へ。最後は力ずくで逆転勝ちした。香川は「サッカーを通じて子供たちと触れあいたかった。僕も神戸で無邪気に走り回っていた時代があって、今がある。神戸からプロになって、世界に出てほしい」。さらに「僕も、来年は今年以上の結果を出します」と約束した。