ブラジルの検察当局は2日、バルセロナのFWネイマールを脱税などの疑いで起訴した。ロイター通信が報じた検察発表によると、2006年から13年まで意図的に脱税をしたという。父親やバルセロナの前会長らも起訴された。

 ネイマールは2日、自身の移籍に不自然な経緯があったとされる問題で、証言するためマドリードの裁判所に出廷した。AP通信によると証言内容は明かさなかった。

 2013年にブラジルのサントスからバルセロナに加入時、移籍金は5710万ユーロ(約74億円)と発表されていたが、スペインの調査ではバルセロナは実際に8330万ユーロ(約108億円)を支払ったとされる。サントスが得た金額の40%を受け取ることになっていたブラジルの投資会社DISが本来もらうべき額を下回ったとして訴えを起こしている。