ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)は、ジェノア戦で483日ぶりのゴールを決め、2-1の勝利に貢献した。

 本田が、セリエAでは実に483日ぶりとなる得点で文句なしのMVPとなった。15日付イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは7点と高評価で試合のMVPに認定。「ミラン加入後、2番目に素晴らしい試合」。ちなみに1番目は、2得点した483日前のベローナ戦だったと書いた。辛口の同紙も手放しの褒めようだった。

 ここのところ“最高値”をつけていた本田株は強烈なスーパーミドル弾で急騰。主将のMFモントリーボも「彼のような選手がいれば、チームの目標に到達できる。彼がいてうれしい」とコメント。チームは6位。来季欧州CL圏の3位との勝ち点差は6と現実的な数字になった。

 もっとも本田は落ち着いたもので「前に言ったようにチームが勝ったら僕が勝たせたと書いてもらえればうれしい」と、取材エリアで話して引き揚げた。(波平千種通信員)