FW本田圭佑が所属するACミランは、アウェーでナポリと1-1で引き分けた。

 前半39分に自陣右サイドで本田がボールを奪われた後、FWインシーネにミドルシュートを決められて先制されたACミランは、同44分、本田が右サイドから左足のクロス。これがDFクリバリーが頭でクリアしきれずファーへ流れ、詰めていたMFボナベントゥーラがダイレクトで右足を合わせて同点に追いついた。

 本田は右サイドで先発し、4試合連続でフル出場。同点弾を演出し、試合終盤には前節ジェノア戦で決めたミドルシュートと同じような位置から左足でゴール右を狙ったが、惜しくもGKにはじき出された。試合後はミランサポーターへ両手をあげ拍手して声援に応え、取材陣には「お疲れさまです」とだけ言って、軽く会釈して通り過ぎた。

 ミハイロビッチ監督は「選手たちはよくやっていた。この試合はホームでの4−0での雪辱を果たしたかった。チームが私が望むように頑固なプレーを見せていた。このような戦い方をしていけば、3位を狙える。いまはこのミランを倒することはむずかしい」と話した。ガッリアーニ副会長は「本田はとても優秀な選手で、多少精彩を欠いた時期もあったが、いまは再びいいプレーをするようになっている」とコメントした。

 終盤のナポリの猛攻に耐えてドローに持ち込んだACミランは12勝8分け6敗の勝ち点44で、6位。次節は27日にホームでトリノと対戦する。ナポリは17勝6分け3敗で勝ち点は57どまりとなって首位奪取はならず、1位ユベントスに1差の2位。