ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が失点と得点の起点になった。22日のナポリ戦(アウェー)に、セリエAでは483日ぶりの得点を挙げたジェノア戦から2戦連発を狙い右MFで先発した。前半39分に1度はカットしたボールが相手に渡り、そこからパスを出され失点。ミスとはいえないプレーだったが、失点に絡んだ。絶好調の10番は5分後に右サイドから正確なクロスを供給。相手のクリアをMFボナベントゥーラが蹴り込み、同点弾にも絡んだ。

 試合は1-1で終了。強豪相手にアウェーで評価できるドロー。試合後は「お疲れさまです」とだけ言って取材には応じなかった。翌23日付イタリア各紙は守備の貢献度から、そろって高評価。現在6位。ミハイロビッチ監督は「3位を狙える。今、このミランを倒すことは難しい」と自信のコメント。その中心に本田がいる。(波平千種通信員)