スペイン南部アンダルシア地方のカディスで、バルセロナのチームソングを歌うオウムを巡り近隣トラブルが発生している。

 スペイン紙エル・ムンド(電子版)によると、「毎日バルセロナのチームソングを歌う近所のオウムの騒音に迷惑している」と公式文書で通達されたのは、飼い主のマキシミリアーノ・ジョレンテさん。オウムの「ロロ(スペイン語でオウムの意味)」は朝10時にベランダに出されると、家の中に入る午後5時頃までの約7時間、バルセロナのチームソングをハミングしているという。ジョレンテさんは「自分のオウムに近所の人はみんな満足している。弁護士はベランダでオウムを飼ってはいけないという法律はないと話してくれたし、警察からも心配ないと伝えられている」とまったく意に介さない。そんなジョレンテさんだが、熱狂的なバルサファンと思いきや、実はライバルチーム、Rマドリードのファンだという。(山本孔一通信員)