MF香川真司が2得点1アシストの活躍を見せ、すでに決勝トーナメント進出を決めているドルトムント(ドイツ)がホームでレギア・ワルシャワ(ポーランド)に8-4で大勝した。

 0-1とリードされた前半17分、MFデンベレのラストパスを頭で押し込んで同点に追いつき、その1分後にはペナルティーエリア中央でパスを受け、切り返しから左足シュートを決めて勝ち越した。4-2となった同32分にはFWロイスのゴールをアシストし、チームを大勝に導いた。

 以下は香川との一問一答。

 -2ゴールを決めた

 香川 まぁ良かったですけどね、とりあえずは。結果には満足してます。お互いの状況も決まっており、僕らもBミュンヘン戦の後でインテンシティとテンションは低かったが、しっかりとこういう試合を勝ち切れた。失点のことはあんまり気にしてないですし、得点を取れたことが一番良かったんじゃないかなと思います。

 -自分のゴールから試合が動きだした

 香川 立ち上がりでチャンスをモノにできるかできないかっていうのはすごく大事。何より失点した後にすぐ逆転できたことは良かった。彼らも1点を取ったことで自信を得た部分もあっただろうし。すぐそれを取り返せたのは、チームとして大きかった。

 -1点目はファーでうまく合わせた

 香川 あれは来るかなというのは思ってたんで、うまく相手とも入れ替えてたし、相手もボールウォッチャーになってたんで、良い形であそこにいられたことは良かったと思います。

 -2点目は落ち着いて切り返した

 香川 プレスも弱かったですし、全然余裕はあったんで、あとはシュートをしっかり枠に飛ばすというところを意識しました。

 -さらにロイスのゴールをアシスト

 香川 しっかりと中を見れましたし、パスもずれずにマルコ(ロイス)に出せた。何よりマルコが復帰戦で取れたことはチームとしてもうれしかったですし、個人としてもすごくうれしかった。

 -3点目も狙ってた?

 香川 後半の最初が勝負かなと思ってた中で、チャンスがあったんですけど、シュートがうまくミートせずに…。最初の20分は勝負をかけたというか、狙いにいったんですけど、まぁしょうがないですね。

 -欧州CLではアーセナル戦以来5季ぶりのゴール

 香川 長いですね。マンチェスターの時取ってなかったか。そんだけ出といて、取れていないのは駄目ですね。

 -今日の個人的な結果については

 香川 久しぶりのゴールを、アシストも含めて、自分の欲しかったものなので、(今日のドルトムントの)6点目、7点目ではなくて1点目、2点目だったことに価値がありますし、そこは素直に喜びたい。

 -トップ下で先発して、途中からボランチに入った

 香川 トップ下もボランチもメンバーが多いので、そこで常にローテーションがある中で、自分自身を証明していく上で結果は求められるし、そういった意味では前めで証明していきたいですし、今日は割と自由にトップ下でできたので、この感覚は大事にしたい。久しぶりの感覚というか、相手のレベルもありますけど、何よりそういうところで結果を残すことが大事だと思うので、良かったと思います。