シャルケでDF内田篤人のライバルとなる右サイドバック、ブラジル人のジュニオール・カイサラ(27)がスペイン1部のグラナダかトルコ1部のトラブゾンスポールへの移籍を考えているようだ。29日付のドイツ紙ビルトが報じた。

 カイサラは前任のブライテンライター監督のもとではレギュラーだったが、バインツィール監督の下ではほとんど計算されておらず、欧州リーグ要員となっている。そのため

 カイサラは「シャルケは素晴らしいクラブ。ここでの生活は居心地はいい。でも僕はプレーをしたいんだ」と話す。バインツィール監督のもと公式戦26試合中9試合に出場。さらにコケと内田というポジションを争う直接のライバルも長期負傷から復帰してくる。

 違約金が1200万ユーロ(約14億4000万円)に設定されているため、レンタルでの移籍が濃厚。カイサラは「代理人からはいくつかのクラブが興味を持ってくれていると聞いている。僕はまず休暇を楽しむよ」と話している。(中野吉之伴通信員)