フランクフルトの長谷部誠(33)がポストと激突して左足を負傷し、途中交代した。

 アウェーでのバイエルン・ミュンヘン戦に、センターバックの真ん中でキャプテンマークを付けて先発した長谷部は0-2とリードされた後半4分、スペースへ出された相手縦パスをクリアできず、抜け出されたFWミュラーに飛び出してきたGKフラデツキーの頭上を越えるループシュートを放たれた。長谷部はそのままボールを追い、無人のゴールに飛び込む寸前でスライディングしながら右足でクリア。しかし、その際にポストに激突し左足のすねを強打した。

 長谷部はしばらく治療を受けた後ピッチに戻ったが同19分、Bミュンヘンの右サイドからの攻撃に対応し、ボールが外に出た時にピッチに座り込んでしまった。プレー続行はできずにDFルスと交代。ピッチを去る際には左足を引きずっていた。

 試合後にチーム公式サイトは「長谷部はすねに裂傷を負い、縫われなければならない負傷を負った」ことを明らかにした。

 長谷部は日本代表としてのW杯アジア最終予選が23日(UAE戦)、28日(タイ戦)と控えており、影響が心配される。

 試合はFWレバンドフスキに2ゴールを許すなどで0-3で敗れた。(中野吉之伴通信員)