MF小林祐希(24)の所属するヘーレンフェーンは、下位に沈むエクセルシオールに1-4と完敗した。22試合連続で先発出場となった小林は中盤でゲームをつくるだけでなく、サイドのスペースに飛び出して自ら攻撃の起点ともなったが、得点に絡むことはできなかった。

 試合は前半15分に先制点を許すと、同42分にはCKから失点。後半3分にも相手選手へのディフェンスの甘さから失点。ヘーレンフェーンは後半32分に1点を返したが、終了間際にも得点を奪われての完敗だった。

 ボール支配率ではエクセルシールの30%に対し、ヘーレンフェーンは70%。ボールはつながるが攻めあぐね、前で攻撃の起点をつくれなかった。フル出場した小林は「相手のチャンスが全部ゴールになっちゃっているから。ウチが悪いのか。アンラッキーなのか」と悔しげ。そして「若いチームのパターン。そこで1点くらいっていう風になれない。次、またすぐ失点しちゃう。それはもったいない。ここでチームがバラバラにならないように声かけて頑張ります」と前を向いた。

 ヘーレンフェーンは勝ち点37の8位。次節は19日に首位のフェイエノールトと対戦する。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)