日本代表MF香川真司(28)が所属するドルトムントが爆発の被害に遭い、延期されたホームでの欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦モナコ戦は、本来のキックオフ時間から22時間後の12日午後6時45分(日本時間13日午前1時45分)に始まり、香川は先発出場した。

 選手らは前夜の爆発の後いったん宿泊ホテルに避難し、その後に各自で自宅に戻り、この日午前にクラブの施設に再集合した。香川も自分で運転する車で到着し、神妙な表情だった。

 午後5時半に警察車両に先導されてバスでスタジアム入りし、サポーターの拍手に出迎えられた。その際は従来使っている正面入り口ではなく、動線を変えて裏の入り口から入り、報道陣も近づけないほど厳しく規制されていた。

 ウオーミングアップは、負傷したDFバルトラのイラストと同選手への応援メッセージが入ったTシャツを着て行われ、選手の表情も落ち着気を取り戻しつつあった。