MF香川真司が所属するドルトムントは19日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦モナコ戦を迎えるが、18日の独紙ビルト紙は「ドルトムントが奇跡を起こせる9つの理由」という記事を掲載している。

 ドルトムントはホームでの第1戦は2-3で敗れており、逆転での4強入りを狙うが、モナコでの奇跡のための9つの理由を挙げた。

 <1>ロイスの復帰

 MFマルコ・ロイスは復帰戦となったフランクフルト戦でゴールを決めるのに要した時間はたったの122秒。CLでは3試合で6ゴールにかかわっている。トゥヘル監督は「彼は周りの選手全員を良くしてくれる」とコメント。

 <2>チーム一丸

 ここまでチームが一枚岩になっていることはないほどだ。1つになったドルトムントはピッチ上でこれまで以上に危険なチーム。

 <3>バルトラパワー

バス襲撃事件で負傷したDFバルトラのためにプレーする。エクストラの力を与えてくれる。

 <4>トゥヘルのオーラ

 トゥヘル監督はここ数日堂々とした姿を見せてくれている。選手を力強くし、チームの前に立ち、どんな質問にもはっきりとした答えを見つけ、選手の心に目を向けている。選手と監督との信頼関係は大きい。

 <5>ホームの雰囲気

1万8523人収容のスタジアムで、オフィシャルには950枚のチケットが販売されているが、3000人のドルトムントファンが詰めかけるという。

 <6>アウバのリベンジ

 FWピエールエメリック・オバメヤンは21歳のころにモナコへレンタル移籍したことがあったが、わずか2ゴールで大きな印象を残せなかった。今自分の力を見せつける時だ。

 <7>幸運の主審

 主審を務めるダミア・スコミナ(スロベニア)のもとで3度試合をしているが、3度とも勝利している。

 <8>デンベレ対決

 FWオスマン・デンベレは母国の人の前で、自分がフランス最大のタレントだということを見せつけるつもりだ。第1戦では相手のフランス人MFキリアン・エムバペが2ゴールでショーを見せた。リベンジの時間だ。

 <9>モナコ守備陣

 不安定な守備でCL1次リーグでもCSKAモスクワ戦以外全試合で失点している。