欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)は、浦和レッズを破った開催国枠出場のアルジャジーラ(UAE)を2-1で下し決勝に進出した。

 大苦戦だった。前半から圧倒的にボールを支配したレアルだが、序盤はツキにも見放された。同23分、左クロスにFWベンゼマが頭で合わせゴールネットを揺らすも、ゴール前の混戦でFWロナルドがファウルを取られノーゴールに。

 同30分には左クロスにMFカゼミロが頭で合わせゴールが決まったかと思われたが、カゼミロの前方にいた味方選手がビデオ判定でオフサイドを取られ、ゴールは取り消しとなった。

 空回りするRマドリードを尻目に先手を奪ったのはアルジャジーラだ。同41分、前掛かりのRマドリードに対し、カウンターからFWマブフートが中央を抜け出し、左に流れたロマリーニョにパス。ロマリーニョが落ち着いて右サイドネットに先制ゴール。アルジャジーラが下馬評を覆す1-0のリードで折り返した。

 1点を追うRマドリードは後半8分、モドリッチからのパスを受けたFWロナルドが右足を振りぬき同点ゴール。さらに同36分、後半から途中出場のFWベールが勝ち越しゴールを決めた。

 Rマドリードは、大会初の2連覇をかけて16日に南米王者グレミオ(ブラジル)と対戦する。