イタリアのANSA通信は21日、サッカーの2002年W杯日韓大会で疑惑の判定が物議を醸したエクアドル人のバイロン・モレノ元審判員が、米ニューヨークのケネディ国際空港でヘロイン所持のため逮捕されたと伝えた。

 現在はスポーツ解説者を務めている同氏は、米国に入国する際に下着に少なくとも6キロのヘロインを隠し持っていたという。

 モレノ氏は主審を務めた02年W杯決勝トーナメント1回戦の韓国-イタリアで、わいろを受け取って試合結果を操作したとする疑惑が浮上。国際サッカー連盟(FIFA)が調査に乗り出したが、処分はなかった。

 [2010年9月22日8時8分]ソーシャルブックマーク