<セリエA:インテルミラノ2-0フィオレンティナ>◇10日◇ミラノ

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルミラノはホームでフィオレンティナと対戦し、長友は今季初得点するなど、左サイドバックでフル出場した。チームは2-0で勝った。

 長友は1-0の後半4分、左サイドでパッツィーニがボールを受けると「狙っていった」とゴール前へダッシュ。速いパスを受けてトラップが乱れたが、構わずに突進すると、相手クリアが体に当たってボールはゴールへ転がり込んだ。「どこに当たったかよく覚えていない。諦めず、何か起こるだろうと思って行った結果、入った」と笑った。

 恩師の言葉も生かした。東京時代の監督、城福浩氏と会食した際に「いいポジションから、積極的にインターセプトして攻撃参加するプレーを何回できるかにこだわればいいのでは」と前へ向かう姿勢をアドバイスされた。「城福さんの言葉で、きっかけを与えてもらったと思う」と感謝していた。