プレミアリーグ2位チェルシーのドイツ代表FWアンドレ・シュルレ(23)が、モウリーニョ監督を擁護した。テレグラフ紙(電子版)が28日報じた。

 同監督は27日の首位リバプール戦で、守備時にはほぼ全員をゴール前に張り付かせ、カウンター攻撃を徹底。2-0で勝利した。

 だが、リバプールのロジャーズ監督がこれにかみついた。ロジャーズ監督は、モウリーニョ政権下のチェルシーでユースやリザーブチームの監督を務めたこともあり、モウリーニョ監督を慕っているが、この日は「ゴール前にバスが2台停まっていたようだ」と消極的な戦術を批判。また後半ロスタイムにチェルシーDFコールがイエローカードをもらったことについても「時間稼ぎだ」と非難した。

 これについてシュルレは「僕らが勝った時ですら、人々は『チェルシーはサッカーができない』という。でもそれは、ねたんでいるから言っているだけなんだ。勝敗こそが問題で、勝つことが最も大事なこと」と、モウリーニョ監督の戦術に理解を示した。